計画を描く専門職が現場の中心にいる
介護の質は、誰がどんな見立てで計画を立てるかで大きく変わる。株式会社マツシマコーポレーションでは、専門的な知識を持つケアマネジャーをはじめとするスタッフが、利用者の心身の状態を細かく読み取りながら一人ずつのプランを組み立てている。決められた枠に生活を合わせるのではなく、その人が続けたい暮らしを起点に道筋を描く進め方だ。館林市に根を張って十五年、地域の高齢者と向き合ってきた蓄積が、この見立ての精度を支えている。
専門性は用具の選定にも表れる。歩行や排泄、入浴の動作を補う車椅子や特殊ベッド、床ずれ防止用具を専門職が見極め、レンタルと購入の両面から住環境に合わせて整える。身体の状態が変化すればそのつど適した形へ組み替えられるため、在宅の暮らしを長く安全に保てる。計画を立てる人と道具を選ぶ人が同じ法人の中で連携するので、見立てと現実の道具選びがちぐはぐになりにくい。
海外の担い手を受け入れて現場の力にする
人手が課題になりやすい介護の世界で、この会社は担い手を育てる側に立っている。特定技能登録支援機関としての認可を受け、海外から来日した意欲ある人材が国内の現場で円滑に働き、腰を据えて定着できるよう、生活面と業務面の両方を包括的に支える。
受け入れて終わりではなく、働き続けられる環境まで見据えている点に厚みがある。言葉や暮らしの違いに戸惑う時期を越え、地域の福祉を担う一員として根づいていく過程を、事業としてまるごと支援する。介護の担い手不足という業界共通の課題に、自前の仕組みで向き合う姿勢がここにある。育った人材はデイサービスや住宅型有料老人ホーム、訪問介護といった各現場に配置され、24時間体制の支援を内側から支える戦力になる。
未経験からでも育つ研修と処遇の裏づけ
働く人が安心して力を伸ばせる土台づくりにも手を抜いていない。特定処遇改善加算を取得し、未経験から始められる研修体制や有給休暇の取得促進、健康管理の対策まで用意している。見える化要件のページでは、職場環境の整備や賃金改善に向けた施策を明文化し、外部からも確認できる形で公開している。
正直なところ、資質向上や処遇改善の取り組みをここまで具体的に開示している事業者は多くない。急な休みにも柔軟に応じ、ペットとの暮らしまで踏まえた働き方を認める姿勢は、45名の職員が長くとどまる理由の一つだろう。人が育つ職場が、結果として利用者への対応の質を押し上げていく。チームで互いを補い合う文化があるため、誰か一人に負担が偏らず、落ち着いてケアに向かえる。
福祉の枠を越えた事業の広がりと拠点
介護以外の顔として、太陽光発電事業部の存在も見逃せない。遊休地などを活用してクリーンな電力を供給し、地球温暖化対策と地域インフラの安定という視点から社会に関わっている。松島紙店の教育事業部まで含めると、事業の裾野は福祉の外側にも広がっている。
拠点は群馬県館林市本町1丁目2−10、本町二丁目北停留所や館林郵便局前停留所から徒歩約2分の場所にある。平成22年7月の設立以来、地域に根を下ろしてきた歩みは十五年に及ぶ。相談は0276-75-2255で、9時から17時のあいだに受け付けている。デイサービスや老人ホーム、訪問介護、居宅介護支援、福祉用具まで六つの施設を一つの法人で束ねる体制は、専門職と育成の積み重ねがあってこそ成り立っている。


