株式会社いろ華 | 「できる」を増やす、段階的な自立支援のかたち

独り立ちの前に、支える場所として

家庭からいきなり一人で暮らし始めるのは、誰にとっても簡単ではない。株式会社いろ華が兵庫県三田市で運営するグループホーム「音彩」は、その間をつなぐ場所として設計されている。目指すのは、自立に向けて少しずつステップアップできる環境であること。できないことをすべて代わりにやるのではなく、できることを一つずつ増やしていけるよう関わっていく。
音彩が掲げるのは「してあげる支援」ではなく「できるを増やす支援」だ。ただやってあげるのではなく、やり方を一緒に考え、必要に応じて伝えながら、ご本人が自分の力でできることを広げていけるよう寄り添う。「手伝う」ではなく「支える」という言葉の選び方に、この事業の姿勢がにじんでいる。一人ひとり、得意も苦手も安心できる距離感も違うからこそ、画一的ではない個別の関わりを続けている。

生活の中で育つスキル

「当施設の特徴」として、株式会社いろ華は自立支援に力を入れている。調理や掃除といった生活スキルから、コミュニケーション能力の向上まで、個別のプログラムを組んでサポートする。就労訓練や地域活動への参加を通じて、ご本人の可能性を広げていく取り組みだ。兵庫の環境の中で、小さな達成感を積み重ねながら一歩ずつ成長を実感できるよう支えている。
生活の一日を見ても、その考え方が反映されている。平日は起床と身支度から始まり、朝食のあと軽い自室清掃をして日中活動へ。帰宅後には自習時間や入浴があり、休日には洗濯や買い物、外出などの予定が組まれる。これはあくまで一例で、ご本人の状況に応じて過ごし方は変わる。清掃や洗濯を生活の流れに自然に組み込むことで、暮らしそのものが自立への練習の場になっている。

家族と機関をつなぐ役割

音彩が支援の質を保つうえで欠かせないと考えているのが、連携だ。ご本人が安心して地域での暮らしを続けていけるよう、日々の生活支援だけでなく、ご家族や相談支援専門員、関係機関との丁寧な連携を重ねている。無理のない生活環境を整えるには、住まいの支援だけでは足りず、周囲の支えや情報共有が欠かせないという考え方に基づいている。
サービス管理責任者の富岡、世話人リーダーの恩村をはじめ、理念を共有するスタッフが日々のケアに向き合っている。入居や利用の相談だけでなく、支援内容や生活面の質問も受け付けており、ご本人・ご家族・相談支援専門員のいずれからの相談にも応じる姿勢だ。個人的には、自立を促しながらも一人にしない、その距離感の取り方がこのホームの持ち味だと感じた。

兵庫 グループホーム

ビジネス名
株式会社いろ華
住所
〒669-1347
兵庫県三田市つつじが丘南3丁目3-4
アクセス
JR相野駅から車で約10分
TEL
090-4830-2429
FAX
営業時間
9:00~17:00
定休日
土曜日・日曜日・祝日
URL
https://iroha-link.jp