二つの支援軸で構築するコミュニティ型サービス
マッチングステーションは、在宅医療のマッチング支援と看護師の副業支援という二本柱で豊島区を中心に活動しています。2020年のコロナ禍で医療現場を経験した代表が、「困っている人」と「スキルを持つ人」を結ぶプラットフォームとして立ち上げました。訪問看護事業所の紹介から、WEBデザインやライティングといったデジタル副業の斡旋まで、医療と在宅ワークの境界を越えた独自の事業展開を見せています。単一分野に特化せず、地域の多様なニーズに応える総合的なマッチングサービスを構築している点が印象的でした。
利用者からは「看護師経験があるからこそ、体調面の不安も含めて相談しやすい」という声が多く聞かれます。医療・介護・WEBという一見異なる分野を横断して支援を行うことで、従来のサービスでは拾いきれなかった層にもアプローチしています。
現場経験20年が支える訪問看護マッチング力
約20年の看護師経験を武器に、利用者の病状や家庭環境に最適な訪問看護ステーションを見つけ出すコーディネート業務を手がけています。特に精神科訪問看護や自費サービスなど、一般的な検索では見つけにくい専門分野での紹介実績を重ねており、他の紹介業者との差別化を図っています。医療的処置の必要性、終末期ケアの有無、精神面サポートの専門性といった複合的な要素を総合判断し、事業所選定を行います。主治医の指示書内容を踏まえた上で、家族の介護負担軽減も視野に入れたマッチングを実施しています。
東京エリア全域に広がるネットワークを活用し、地域包括支援センターやケアマネジャーとの連携体制も整備済みです。利用者の生活リズムや価値観を尊重した事業所選びを重視しており、単なる空き状況の紹介に終わらない丁寧なヒアリングを実践しています。
WEBスキル習得から案件紹介まで一貫した副業支援
看護師向けの副業支援では、SNS運用・ライティング・デザイン制作・事務経理といったWEB系業務を中心に案件を紹介しています。代表自身の副業経験をベースに、初心者でも参入しやすい案件から段階的にスキルアップできるプログラムを組んでいるそうです。ポスターやバナー制作といったデザイン業務では、医療現場で培った説明力や整理能力が活かされるケースが多く、看護師特有の強みを生かせる分野として注目されています。
「夜勤明けの時間を使って月3万円稼げるようになった」という参加者の体験談も寄せられています。時間や場所に縛られない働き方を求める看護師が増える中、現場を完全に離れることなく収入源を多様化できる選択肢として評価されているようです。オンライン面談や教育支援といった看護の専門性を直接活用できる案件も取り扱っており、スキル転換に不安を感じる層にも対応しています。
地域密着型ネットワークによる多職種連携システム
豊島区を拠点とした地域密着の支援体制により、医療機関・ケアマネジャー・リハビリ職・介護職との綿密な連携を実現しています。関係機関との情報共有システムを構築し、利用者の体調変化や生活環境の変化に迅速に対応できる仕組みを整備しました。福祉用具の選定から介護方法の指導まで、家族向けのサポート体制も充実させており、在宅療養を支える包括的なケア体制を提供します。
個人的には、医療と副業という異分野を組み合わせた発想力に驚かされました。ブリッジ機能を重視した事業コンセプトにより、利用者にとって必要な支援が適切なタイミングで提供される環境を構築しています。地域の中で支援と活力が循環する持続可能な仕組みづくりを目指しており、今後のサービス拡大にも注目が集まっています。


